2007年11月15日

FX:外国為替市場とその他の市場

外国為替市場の参加者の特徴、市場の時間や季節別の特徴を確認したので、次は他の市場と関係を見てみましょう。まず第一に、もっとも代表的な市場である株式市場と外国為替市場との関係を見てみます。一般的には、国の株高=その国の通貨高と言われています。これは、好調な株式市場に海外からの投資資金が流入するためで、その際に基本的にその国の通貨を買う必要がある為です。また、株式市場が上昇していると言う事は、企業業績などの状況が好調な現れですから、その国に世界の投資資金が集まりやすくなると言うのもあります。絶対的な関係ではありませんが、参考にする価値はあります。

次に、債券市場と外国為替市場の関係を見てみます。短期的には債権価格の下落=その国の通貨上昇となります。債権価格の下落は、利回りの上昇であり金利の上昇に繋がることを意味します。金利は、外為市場に影響を与える大きな要因の一つです。短期的には、金利の上昇は、利子収入の増加としてみる事ができ、その点を好印象として通貨が買われるのです。但し、金利が高いと言う事はインフレ率も高い可能性がありますので、中期的には高インフレ率の国の通貨は売られる傾向にありますので、中期的にみた場合は、債権価格の下落=通貨高という図式は成り立ちません。

その他の市場としては、原油市場などが挙げられますが、これらに共通するポイントは、「1、書く通貨別の特徴に合わせた関係がある」「2、その市場に対して、為替市場の注目が向いているかどうか」と言うものがあります。原油市場に関しては、第一次・第二次石油ショックの時などを除くと、それほど大きな注目を集める市場ではありませんでした。しかし現在のように原油高が続く状態ですと実態経済への悪影響が世界経済の大きな懸念材料となり、為替相場でも大きな注目を集めるようになりました。また、進行した原油高に対する為替市場の反応としては、各国の原油高による悪影響の度合いによって差があるようになりました。この恩恵を最も受けたのがカナダのカナダドルです。世界で10本の指に入る石油の産出国ですので、原油高によってカナダの経済は大きく成長し、カナダドル高を引き起こしました。

しかし、カナダ以外の先進国においてはこの原油高は経済にとってマイナスですが、それでも通貨高につながったのがイギリス・ポンドとオセアニア通貨です。イギリスは産出量が減ったとはいえ、北海油田があるので他の先進国よりも状況がまだマシだろうという市場の認識により英・ポンドが上昇、オーストラリアについては石油自体が取れる事にくわえ、原油高が貴金属などの商品市況全般に影響し鉱物資源の輸出の多いオーストラリア経済に好影響を与えた結果となり、ニュージーランドにおいては、経済的に密接な関係をもつオーストラリアドルの上昇によりつられた形になり上昇しました。

原油以外でも、CRBと呼ばれる商品先物指数とオーストラリアドルの相関関係の高さは有名ですし、金相場がスイスフランの動向に影響を与えた事もありました。こうした動向は世界の経済状況などによって影響力や注目が集まるか否かも変わるので、対応が極めて困難ですが、意識しておいた方が有利である事は確かです。


posted by Bw/M3 at 16:03| ホノルル ☀| FXで儲ける基本姿勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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