2007年11月07日

FX:資本取引

外国為替取引は、大きく4つに分かれます。外国為替市場の動きを知るためには、まず市場にかかわっている人々が、どんな理由で取引をしているのかを知り、そして取引ごとの特徴を導き出すことは重要な意味を持ちます。今日は、「資本取引」についてお話ししましょう。

前回お話しした「経常取引」と並んで、実需に含まれるのが「資本取引」に絡む為替取引です。「資本取引」とは、海外の株や債券などに投資するために行われる為替取引で、物やサービスという背景はありませんが、株や債券がその代わりの背景になり実需の一部と位置付けられています。この取引の主体は、個人および企業となります。

特に日本では近年までゼロ金利政策が行われており国内では金利収入はほとんど見込めない状態ですので、生命保険などの機関投資家と言われる企業群が、高金利を狙った外国債などへの投資を積極的に進めるようになり、海外の株式市場への投資も進んでいます。日本から海外へ出て行くだけではなく、景気が回復するにつれ、日経平均などが好調に推移し、東京株式市場における外株式の国人保有率はかなり高くなっています。また日本国内で一時期話題になったインド株や中国株も世界中の投資家が注目しています。インターネットなど情報網が発達するにつれ、世界中の投資情報が誰でもどこでもいつでも手に入る状態になり、少しでも有利な投資先を探して、世界中の投資資金の流れは簡単に国境を飛び越えるようになりました。

こうした「資本取引」の最大の特徴は、ファンダメンタル要素の変化、特に金利や景気の動向に敏感であると言う事です。経常取引もファンダメンタルの影響をうけますが、実際のモノの流れは金利動向などに遅れがちで、業界別の状況の違いも大きいため、経済全体の影響という意味ではそうそう敏感なものではありませんが、投資取引は物のという背景という制約がない分、動きが良く、収益期待に大きな影響を及ぼす金利などの変化に敏感に反応するのです。

第二の特徴は、トレンドは継続しやすいと言う点です。経済状況は日々変化するとはいえ、金利や景気の見通しなどが大きく変化するほどの状況と言うのは、た易く頻繁に起こるものではありません。その為、通常の市場において長期的な資金の流れはかなり継続されます。経常取引と違い、売りきりや買い切りの取引ではありませんが、一度株や債券を保有するとそほ取引期間は何年にも及ぶ長期になる事が多く、その為、逆サイドの動きが出るまでにかなりの期間を経る事になり、日々のトレンドを弱めるような動きにはならない訳です。

季節的・時間的特徴は、会計年度末に絡んだ取引の増減や値決めの時間設定などに起因したものが若干あります。


posted by Bw/M3 at 15:33| ホノルル ☁| FXで儲ける基本姿勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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